「Shopify Flow」を活用し、Shopifyの商品のメタフィールドやタグを、注文タグへ反映することが可能です。プラスシッピングでは配送一覧画面に注文タグが表示されますので、検索条件やプリセットを活用いただくことで、より業務効率化の実現が可能です。
ご参考までに、いくつか事例をご紹介いたします。
【事例①】商品のメタフィールドの値に応じて注文タグを自動で付与する方法
本事例では、商品のメタフィールド「配送方法」に「冷凍」・「冷蔵」のいずれかが設定されており、冷凍商品が含まれる場合は「冷凍」タグを、冷蔵商品が含まれる場合は「冷蔵」タグを、両方の商品が含まれている場合は「冷蔵」、「冷凍」タグおよび「分割配送」タグを注文に付与するワークフローとなります。
■Flowの設定方法
まず、Shopify商品管理より、商品のメタフィールドを設定します。
メタフィールドの設定はShopify管理画面の「設定」→「カスタムデータ」に進んでいただき、商品にメタフィールドを設定する場合は「商品」を選択してください。
(本事例では商品に対して「配送方法」のメタフィールドを作成し、冷凍・冷蔵のいずれかを商品ごとに設定します。)
そして、「商品管理」を開き、各商品に対して任意の値を作成したメタフィールドに設定します。
次に、Shopify Flowで以下のワークフローを作成します
トリガー:Order created
条件①:Orderに含まれる商品のメタフィールドに「冷凍」が設定されているものがあるかチェック
設定方法
1. 「条件を選択」→「変数を追加」の順にボタンをクリックします
2. チェック対象のフィールドとして Order>lineitems>product>metafield の順に選択します
3. 条件に指定するメタフィールドを選択します。(本事例では「配送方法」を選択します)
4. 任意のエイリアス名を設定します (本事例では「deliveryType」を設定します)
5. 設定したエイリアス名が変数の一覧に表示されますので、これを選択します。
6. 選択したメタフィールドに含まれる値の条件をValueの欄に入力します
(本事例では「冷凍」を設定します)
条件②:冷凍商品とともに冷蔵商品が含まれているか確認する
設定方法
1. 条件①のブロックにある「Then」をクリックして新たに条件を作成します
→「Then」のルートは条件に合致した場合に後続で行うフローを設定でき、「Otherwise」は条件に合致しなかった場合の後続のフローを設定できます
2. 条件①の設定方法と同様に「配送方法」に「冷蔵」があるかをチェックする条件を設定します
変数:Order>lineitems>product>metafield>deliveryType
Value:冷蔵
アクション:条件に応じて注文にタグを付与する
設定方法
1. 条件②の「Then」をクリックし、アクションを選択します
2. アクションの中から「Add Order Tags」を選択します
3. このルートは冷凍商品、冷蔵商品の両方の商品を含む場合のフローにあたりますので、「冷蔵」、「冷凍」、「分割発送」の3つのタグを付与するように設定します
最後に、設定されていない「Then」および「Otherwise」に対して必要な条件・アクションを設定することで、商品のメタフィールドの値に応じた注文タグを付与するワークフローが作成できます。
以下が最終的に作成されるワークフローになります。
※事例では、「冷凍」と付しておりますが、「温度帯」「配送会社」などマーチャント様の運用に即したメタフィールド設定で対応いただけますと幸いです。
【事例②】商品に付与されたタグの種類に応じて、注文タグを自動で付与する方法
まず、Shopifyの商品管理より、商品に対してタグを設定します。
Shopify Flowで、任意の商品個数以上の条件で、商品タグに含まれるタグを、注文タグに反映することが可能です。
トリガー:Order created
条件:Order>lineitems>product>tagsに含まれる文字列をチェック
アクション:条件に合致する場合は Add order tags アクションを使用して注文に対して任意のタグを自動で付与
「Shopify Flow」で注文タグを自動反映すると、プラスシッピングアプリ内の配送一覧においても同期されます。
上部の「検索機能」より、「注文タグ」で絞り込むことが可能です。
絞り込み後、一括送り状購入に進み、プリセットを適用すると業務効率化を実現可能です。
※事例では、「80サイズ」と付しておりますが、「温度帯」「配送会社」「サイズ」などマーチャント様の運用に即した商品タグ設定で対応いただけますと幸いです。
(Tips)商品のメタフィールドとShopify Flowで注文タグを付与する方法
複数温度帯が含まれる場合、温度帯と分割発送の有無を見分けていただくことも可能です。